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2026-04-26 11:08:00

プログラミング教室

おはようございます。国語くらふと芦屋の大鹿です。皆さん、突然ですが、プログラミング教室と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?「なんかドローンとか飛ばすんですか?」「ロボットを動かすんですよね?」漠然とそんなイメージを持たれるかと思います。私には2年生の息子がおりまして、彼は沢山の習い事をして(させられて)いますが、ダントツでプログラミング教室が楽しいそうです。時々、私は彼をプログラミング教室に連れて行き保護者席で見学していますが、確かにポケモンカードのジムバトルの時の次に生き生きとしているように見えます。今日は、お子様をプログラミング教室に通わせたいと興味を持たれている保護者向けに、そんな素人父親目線で見たプログラミング教室とは?についてレポートしてみたいと思います。

最近巷間よく使われている流行の用語でSTEM教育というものがあります。STEMとは、科学(Science)・技術(Technology)・工学(Engineering)・数学(Mathematics)の頭文字を取ったもので、STEM教育とはプログラミングやロボット制作を通じて、論理的思考力、創造力、問題解決能力を養う教育手法です。STEM教育は将来の職業選択の幅を広げ、生涯にわたる「学びの基礎」を築くために重要とされています。「近い将来AIが人間の仕事を奪うかもしれない。どうする?」というテーマの文章は中学受験の国語でもしばしば出題されますが、人間がAIに駆逐されないために自ら課題を見つけ解決する力をつけるためのANSWERの一つとしてSTEM教育がもてはやされているのが現状です。その流れの中でプログラミング的思考を養う目的でプログラミング教育が小学校教育課程で2020年度に必修化されました。プログラミングを学ぶと、確かに意図した動作を実現するための手順を論理的に考える力が付きますし、ロボットが思い通りに動かない原因を探り、コードを修正する過程で探究心を育むことにも繋がります。また、タブレットやパソコンの仕組みを理解して使いこなすことでITリテラシーの向上も期待できるように思います。まあ以上のことを簡単にまとめていうと、「理数系分野と技術芸術を融合し、実社会の課題にアプローチする体験型学習(アクティブラーニング)を通して創造的な発想で自らの答えを作り上げることができる」というようなことになるかと思います。

これだけ読めば、「絶対にプログラミング教室に通うべきだ!」という結論になりそうですが、先程申し上げたように、専門家目線ではなく素人父親目線で見たプログラミング教室とは?について3点に分けてレポートしてみたいと思います。

1.ロボットの組み立て
プログラミング教室の授業は、まずペアと二人でその日に使うロボットを組み立てることから始まります。少しパーツの大きいレゴをイメージしていただけるといいかと思います。とはいえパーツの種類が多いですし、センサーも付いていますから、組み立てるのは難しそうに見えます。しかも、必ず時間制限があって、教室のモニターでカウントダウン表示がなされます。一人ではなくペアでというのがミソで、一人だけならたとえ時間内に組み上がらなくても「まあ仕方ないか。」で終わるのですが、ペアと役割分担しているので、自分のパーツを完成させなければペアの人に迷惑がかかるのです。しかも、プログラミング教室の生徒はほぼ10割に近い9割方が男の子です。教室の先生の指導としては、当然「協力して。」「優しく。」となるのですが、低学年の男子は他人への配慮などありません。「早くしろ!」「違うよ!」「おい!」「やめろ!」怒号が飛び交います。時間制限内に他人の邪魔をしながらされながら、時には隣の、場合によっては教室の逆サイドのチームと口喧嘩をしながらロボットを組み立てていかなければなりません。私なら「もう行きたくない!」となると思いますが、繰り返しますが、息子はダントツでプログラミング教室が楽しいそうです。確かに子供達は皆楽しそうです。なんだかんだでほとんどのチームが制限時間内にロボットを組み立て終わります。私からすればこの時点でもはや神業に見えます。
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2.プログラムの作成
ロボットが組み立て終わったら、次に、教室内に設置されたミニチュアの教習所のようなコースで先生に指示されたとおりロボットを動かすためのプログラムを組みます。ここは「ロボ団」というプログラミング教室で、全国大会や世界大会があって教室も100箇所以上あるかなり規模の大きな教室で、その中でも毎年のように団リーグ上位者を輩出している岡本校に恐れ多くも通わせていただいています。息子はビギナーコースが終わり、今はチャレンジコースのクラスにいます。確かめたわけではないのではっきりとは分かりませんが、保護者席から見る限りは3年生が一番多くて2年生と4年生がちらほらいる感じでしょうか。現在息子はビジュアルプログラミングといって、プログラムをテキストで記述するのではなく、Scrachをベースとした視覚的なオブジェクトをタブレットの画面上で組み合わせてプログラムを作成している段階です。2つ先のイノベーターコースに進むと、Webアプリやデータ分析など様々なコンピュータのソフトをプログラミングする時に使われるプログラミング言語のPythonを使用して、英語でプログラムを直接打ち込んでいくそうで、その頃になると簡単な数学も学ぶそうです。私ならこの時点に至っては「もう二度と行きたくない!」と頭を抱えると思いますが、教室の名誉のために繰り返します、あくまで入門編の現時点でですが、息子はダントツでプログラミング教室が楽しいそうです。

3.ペアとの協力
プログラミング教室の一番の特徴は、なんといっても「ペアと協力する」という点にあると私は思います。「ロボ団」では、ペア同士それぞれ「ロボにゃんさん」「ネズボットさん」と極めて可愛らしい呼び方をするよう指導され、優しく、冷静に、穏やかに互いに共同作業するよう繰り返し言われますが、実際にそこで交わされ必要とされるのはコミュニケーション能力などという生易しいものではありません。怒鳴り、怒鳴られながら一つのミスも許されない唯一の結果を求めて最大のパフォーマンスを発揮しなければなりません。この岡本校は「ロボ団」教室主催の全国・全世界大会「団リーグ」で金メダルを目指すことを目標として生徒を教育されているようなので、これくらいの厳しさは当然なのかもしれませんが、私ならこんなところに放り込まれたら一瞬で気絶すると思います。誤解の無いように念を押しますと、厳しいのは先生達ではありません。先生達は礼儀正しく穏やかで優しい方ばかりです。あと若くてイケメンばかりです。厳しいのは極めて優秀な周りの生徒達の圧です。これは社会の厳しさそのものです。確かに、このプレッシャーを楽しめるならそりゃあ社会で生きていくのに苦労しないのだろうなぁと思いながら、呆れ半分羨ましさ半分でいつも彼らを眺めています。最初に私が書いたことを思い出してみてください。「理数系分野と技術芸術を融合し、実社会の課題にアプローチする体験型学習(アクティブラーニング)を通して創造的な発想で自らの答えを作り上げることができます」まさにおっしゃる通りです。
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(https://robo-done.com/school/082/)